Atom Heart Motherとは●
 私は革の中でもヌメ革が特に好きです。着色されていないナチュラルな雰囲気、使い込む程に自分の手の脂がつき、自分と一体になる感覚…。 このヌメ革との出会いがレザークラフトを始めるきっかけとなり、2001年11月にAHMとしてデビューしました。レザーグッズといっても、生み出されるまでには様々な過程を経なくては完成しません。デザインはもとより、皮の断裁、図案を彫り出すカービング、着色、仕立て、そして皮のへりを磨く作業…。ひとつひとつの工程を完璧にするためには、いくら時間をかけても足りないくらいです。しかし、あえて手彫り、手縫いにこだわってすべての製品を丁寧に作っているのです。

アメリカンスタイルへのこだわり●
 本場アメリカの空気を感じさせるレザーグッズ。 それがAHMのこだわりです。アメリカンレザークラフトは革に柄を彫り込むカービングが特徴です。カービングといっても様々な技法、柄があります。中でもシェリダンスタイルという技法は非常に美しい、細密な柄を特徴としています。このシェリダンスタイルを日本に紹介した人物の一人、大塚孝幸氏は私の師匠でもあります。

Wildでかわいらしい
 レザーというとハードな印象をもたれる方も多いと思いますが、AHMの製品は女性にも使いやすいかわいらしいデザインです。オールハンドメイドを手に入れる、そんなささやかなぜいたくを楽しんでいただけるようなモノ作りを心がけています。

Atom Heart Mother製品の作業行程
行程その1 デザイン
designbook まず、なんといっても形を考えることから作業はスタートします。アンティークショップで見たバッグや皮革関係の洋書など古き良き時代のデザインテイストからインスパイアされることが多いようです。革の可能性は無限大。これからも色々なデザインに挑戦していくつもりです。

行程その2 断裁
  デザインが決まったら型紙をおこします。型紙づくりは非常に大切な作業。型紙の寸法を間違えたりすると仕上がりに大きな影響を与えてしまいます。結構この段階で試行錯誤することが多いです。型紙に添って革を大まかに断裁します。かっちりと断裁するのは、カービングの後になります。パーツによってはこの段階で革の床面 やヘリにCMC(ふのり)を塗り込みガラス板で磨きます。革のざらつきを無くし、使用感を良くするためです。

行程その3 カービング
カービングimage   初めて聞く方も多いと思いますが、 もともとはアメリカのカウボーイが 自分達の装飾品に飾りを入れたことから 始まったと言われています。 カウボーイというとワイルドなイメージがありますが、 カービングは非常に精密で繊細な作業を要します。 湿らせた革に柄をスーベルナイフでカットし、 様々な刻印を使い何千何万回と、 槌でたたき出します。 本場アメリカでは毎年コンテストなどが行われ技を競い合っています。

行程その4  仕立て
  着色などの作業をはさみ、仕立てに入ります。手縫いには様々な技法がありますが、製品によって使い分けます。一番ベーシックな縫い方はサドルステッチといいます。その他にも革レースを使って縫い合わせる方法も多々あります。すべて縫い終わったら革のヘリを始末し、丁寧に磨きあげます。この作業をすることによって、仕上がりの完成度が高くなり、かっちりとした形が長持ちするのです。後はレザーコートなどの保護剤を塗ります。



●製作者略歴●
 1972年生まれ。 17歳の頃よりグラフィックデザイナーとして数々の広告制作会社を渡り歩く。 数年前より、コンピューターによるデザインワークに疑問を抱きはじめる。 そんなある日会社の蔵書の中からレザークラフトの本を見つけ、 カービングの素晴らしさ、手仕事の魅力に強く惹かれる。 それよりレザークラフトを始め、2001年よりオリジナル製品の販売を開始する。 レザークラフトは非常に奥が深い世界。日々勉強の毎日で、ただいま日本で唯一のウェスタンサドルメーカーtaka氏に師事。(右製作者。憧れのFUNNYにてphoto by ATSUSHI KUBOTA)



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